---というわけで(どこからも続いていませんが、人生なんて、どうせ〝連続〟の連続なんだから、何をやっても何かの続きだし、自分自身ですら誰かの続きなんですよ、とか、適当に書いていたら昨日の続きっぽくなっていて吃驚。吃驚している自分に決着を付けると欠伸が出ましたよ。ははは)。
どうも、Regnenです。
プレジャー。
僕は歯医者が嫌いです。
怖いし。
僕の密かな自慢のひとつに歯並びの良さというのがあるのですが、
実は、並びの良いのは、ぱっと見だけで、
見えない部分、ーーーすなわち奥歯は乱杭歯ばかりという有様です。
乱杭歯というのは放っておくと、
どんどん曲がっていくので早めに処置しなくてはならないのですが、
抜歯すると、しばらく何を食べても血の味しかしなくなるじゃないですか。
空腹=ヘルですよ。
センスというものが皆無ですね。我ながら。
が。
しかし。
放置することもできないわけで。
由々しき事態です。
ーーーというわけで、今日、(強い意思を持って)歯医者に行って来ました。
というか、少し前から通っていて(以前にも通っていたのだが途中で投げ出した)、
今日、奥歯を抜きました。
ちょっとした手術でしたよ。2時間くらい掛かりましたし。
僕は麻酔が効きにくい、というか全く効かないので、
リアルな痛みを久し振りに感じました。
これで奥歯は2本目です。はは。
あとで聞いたところによると、
「あああああああああああああああああああああああああああがあああああああああああっ!」とか言ってたらしいです。言ってたっていうか。吠えてたっていうか。
痛い目に会って金を払い、しかも頬を押さえながら、覚束ない足取りで歩く僕は、まるで質の悪いヤクザに絡まれたようだった、というのは車で待っていた姉さんの評。
放って置いてください・・・。
まあ、口腔外科に回されなかっただけ僥倖と思うことにします。
そのあとに食べたパフェは案の定、血の味がしました。
チョコレートパフェを食べているのに、スプーンは赤いという怪奇現象。
うーん、
乳歯から永久歯に生え変わった際に、
なんか歯が劣化しなくなるような加工というか、そういう技術はないのでしょうか。とか、考えましたが、
すぐにやめました。一瞬で答えが出たので。
歯を全部抜いてしまえば、すべての問題が解決しますね。
しかし、これは選んではいけない選択肢なので封印。開放的すぎます。
嫌なことがあったら死ねば良いじゃん的だし。
ていうか、虫歯にならなくなったところで、乱杭歯問題には関係ないし。
アホだな。
ーーーとか考えていると。
いつの間にか、パフェの頂に冠してあったウエハースが消失していました。
SF的解釈をすれば消失点に吸い込まれたことになりますが、
店内のどこを見回してもブラックホールは確認できなかったので、
セオリー通り、最も現場の近くにいた人間が犯人である可能性が高いですね。
で、この場にいるのは、僕を除けば、ひとりだけ。
「・・・姉さん?」
「え、取ってないよ?」
いや、まだ何も言ってないし。
溜息。
でも、ちょっと和んだ。
クリームをスプーンで口に運ぶ作業に没頭している姉さんを横目で見ながら、
僕も手を動かす。
口に含んだクリームは、ひんやりと冷たく、やはり血の味がしたが、
ほんのりと甘かった。
あ、甘かったのは血でした。己の。
あれ、なんか青春小説風のオチですね。
おかしいな・・・。
意味不明ですが、ちょっと和んだのは事実で、
それが今日という酷い一日における唯一の救いだったんですよ。本当に。
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