やあ。
こんにちは。
こんにちは?
いや、ネット上では時節の挨拶なんて必要ないのかもしれませんね。
なにせ、時間の概念がありませんし。
会いたいときには、いつでも会える。
実像は伴いませんけれど。
文章だけなので一次元的ですが、ネットの存在はわりと四次元的な気もします。
まあ、いずれにしろ真実みたいなものは現実の中にも、ネットの中にもなく、
自分で見つけなくちゃならないというか、
”あ、なるほどね。こういうことだったのか”と納得というか、
思い込んだもの勝ちというか、
個人の認識に依存するところが大きいので、四次元なのは真実のほうかもしれません。
というか眼に見えないものは、当然のことながら感じることしかできないので、
せいぜい敏感になる努力をするしかなかったり。
そして感じたものに確かさなどなく。
あれ、これ挨拶文のつもりだったのですが、なぜか暗澹たる気分になってきました。
僕にとって思考は毒なのですが、思考なくしては自己を保てないという矛盾。
どこで間違えてしまったのでしょうか鬱。
願わくば僕にとっての毒が誰かにとっての薬とならんことをーーーなんちゃって。
わかってますよ。
ほんとうに?
あーあ、不快だなあ。
某インターネット花火師の言によると、
”へこまない方法は簡単だ。
たったふたつのルールを守ればいい。
ひとつは自己分析をしないこと。
もうひとつは鏡を見ないこと”だそうです。
眼から鱗ですね。
ていうか、眼から鱗が出る生き物ってどんなのだよ昔の人ってシュール。
なんか挨拶とかどうでもよくなってきました。
どうせ駄文なので、適当だぜ!
適当な話をします。
つい最近の僕が自らのへタレぶりを自覚した瞬間。
自宅のそばには本屋がないので、
本が読みたいときには少し遠くにある市立図書館か、
めちゃくちゃ遠い本屋に行かねばなりません。田舎の弊害という奴ですね。要開発。
図書館のほうが距離的には近いのですが、
しかし、本は自分の部屋でゆっくり読みたいのです。
僕はそういうタイプなのです。なんていうのかな、こういうの。
独占欲?それとも、もっと直接的に所有欲でしょうか。
となると、貸し出し手続きを踏んで自宅に持ち帰ればいいのですが、
しかし、そうなると今度は新たな問題が発生します。
”借りている”という 特殊な状況にストレスを感じるのです。
なんか、本に対して気を遣ってしまうのです。
汚してはならない、だとか、
折り目を付けてはならない、といった具合に。
そうなると、気もそぞろで、もはや読書どころではなくなってしまいます。
なので、だいたい、というか、いつもめちゃくちゃ遠い本屋に向かいます。原付を飛ばして。
その日も片道20分の距離を原付で疾駆し、目的の本屋に到着。
お目当ては夢野久作の”ドグラ・マグラ”でした。
一直線に文庫コーナーへ。
特に労せずにドグラ・マグラの背表紙を発見することができました。
とはいえ、もし面白くなかったらアレなので、
ちょっと内容を確認しようとして、文庫を書店の棚から引き出した瞬間ーーー
「ーーーうお!」
表紙がエロすぎました。ありえない卑猥さ。思わず変な声が出る程度には。
えぇー・・・。
マジかよ・・・。これをレジに持っていくのは、もはや罰ゲームに近いぞ・・・。
ちらりとレジの方向を確認してみると女性店員。しかも若い。茶色のソバージュ。
僕の先入観では茶色のソバージュ=ギャルの方程式が成立しているのでハードルは既に限界値。
ギャルは苦手です。テンションが噛合わなくて消耗します。
なんかもう、たぶん世代的に相容れないんじゃないかな、と半ば諦めていますが。
でも、ドグラ・マグラは読みたい。どうしよう。
ところで、ドグラ・マグラには上巻と下巻があるのですが、先ほど僕が見たのは上巻の表紙でした。
ということは、もしかしたらもしかしたらもしかしたらそう下巻は普通の表紙かもしれないかもしれないかもしれないかもしれな・・・、あー、もう嫌な予感のせいでテンパっちゃって思考がループしちゃってる、というこの思考は妙に客観的だが、これって問題解決どころか、むしろ逃避を助長してるな・・・、あぁもう!
勢いに任せて下巻を引き抜く!
ただし、あくまでもソフトに。こんなときでも僕は本に対しては紳士。
そして、二巻に表紙はーーー
「ーーーやはり淫猥・・・」
案の定ですよ。絶望した!角川書店のデリカシーのなさに絶望した!
ろくなもんじゃねえ、ですよ。
結局。
僕は手ぶらで本屋から出ましたとさ。
打ちひしがれましたね。己のへタレ加減に。瞬間最大25へタレ。いや適当な単位ですけれど。
なんだったのでしょうね。あの表紙は。
悪夢だったのでしょうか。
今日のひとこと。
”夢は見ない”
現実を見ましょう。
向き合うか、眼を逸らすかはご自由に。
たまには現実の皮を被った悪夢だったりしますが、
そういうときは、へたれてもいいんじゃないかな(実体験)。
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