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いや、説明とか苦手です
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 まず、はじめに言いたいのは、
 マックスコーヒーうますぎ
 ということです。

 まあ、厳密には”旨い”というよりも”上手い”という感じで、
 たいして”美味い”ということはありません。
 異常に甘ったるいので、むしろコーヒーとしては不味いし、
 人によっては、
 練乳とか入れちゃって、おまえコーヒーを冒涜してんのかと思うかもしれません。
 でも、僕は、それが好きです。
 なので、コーヒーとして考えるのをやめました。思考をストップ。
 缶飲料だと考えることにします。コーヒー風の。思考をリセット。
 これは、缶飲料。非常に僕好みの。
 でも、コーヒーではない。
 
 ---みたいな話を友人のMに熱く語ったところ、
 「ふうん。コーヒーではない、ね」
 「うん」
 「いや、コーヒーだろ」
 「・・・うん」
 友人の共感は得られませんでした。
 
 しかし、Mの発言により事態は思ってもいなかった方向に展開しました。
 「マックスコーヒーはコーヒーではない、か。おもしろいな」
 「え?」
 「いや、おまえにとって、コーヒーは一体どこまでがコーヒーなのかと思ってさ」
 「・・・え?」
 Mの唇の端が吊り上ったのが、悪魔めいて見えたのは僕の気のせいでしょうか。
 三日月を横に倒したような表情でMは言いました。
 「実験しよう」
 きっと、はじめて人体を解剖した医者ってMみたいな思考の持ち主なんだろうなあ・・・。

 居間に設置されているサイフォンがこぽこぽと気泡を生む音が聞こえる。
 あたりには濃厚なコーヒーの香りが漂っている。
 僕の右手には半分ほどコーヒーの入ったマグカップ。ほんのりと湯気が浮かんでいる。
 コーヒーの中には何も入っていない。抽出したての純然たるブラック。
 そして、Mが右手に持っているのはーーー
 「じゃーん!炭酸水!」
 ーーーきんきんに冷えた炭酸水のペットボトルだった。
 おそらく姉さんが焼酎のチェイサー用に冷蔵庫に常備していたものだろう。
 怖ろしい発想力だ。
 まずは軽く小手調べに調味料あたりで様子を見てくるかと思いきや、
 いきなり本命がきやがった・・・!
 「おらー」
 とくとく、と僕の持ったマグカップの中に炭酸水が注がれる。
 「うわー・・・」
 しゅわしゅわいってるし・・・。
 この時点で既にコーヒーとは呼べない代物と化している気がしないでもない。
 とはいえ。
 僕にはまだ一縷の望みがあった。
 サイダーやソーダなどに代表される、いわゆる炭酸飲料は炭酸水のみで構成されているわけではない。
 炭酸水に砂糖や科学調味料、合成甘味料などによって構成されているのだ。
 そもそも炭酸水には味が付いていない。
 ということは、だ。
 もしかすると、味自体にはたいした変化はないのではないのだろうか。
 どうだろうか。というか、そうであってほしい。
 そして。
 「のーめ、のーめ、のーめ、のーめ!」
 Mの飲め飲めコール。
 あ、なんか平仮名で書くと”の”と”め”って似てる。
 そんなどうでも良いことを考えつつ、僕はマグカップを口元へと運んだ。
 香りは・・・、コーヒーだ。しゅわしゅわいってるけど。
 マグカップの縁に口を付け、ず・・・、と中身を啜る。
 「うぇ・・・」
 へたれた声が出た。
 「どんな味だった?」
 Mが瞳を輝かせて訊いてくる。
 僕は答えた。
 「炭酸コーヒー?」
 疑問系だった。

 その後。
 姉さんに見つかり、M共々、「コーヒーで遊んじゃ駄目でしょ!」と怒られた。
 いやまったく。

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 ひゃっほー!
 弾けてるかい?
 僕はそうでもないぜ。悪酔い中。Regnenです。
 超眠いです。超むにゃむにゃです。
 でも、日記は更新しないと、文章の書き方を忘れてしまいますからね。
 もっとも、いまだって既にうろ覚えですけれどね。駄目じゃん。わーい。あは。
 
 僕は絶対という言葉が嫌いです。
 まあ便利ですけどね。絶対。
 便利すぎるがゆえに、むかつくというか、消えてほしい概念のひとつです。
 気に食わないんですよ。ほんと。
 椎名林檎は冷めれば嘘になるからと言いますが、僕はーーー
 ーーー絶対があることを知っているから。
 
 運命とか、絶対とか、そういう宿命めいた言葉は、
 まじめにやってない奴の言い訳だと思っていたいし、
 まじめにやれば、できないことはないと思いたいですが、
 ありますよね。
 絶対は。
 
 絶対というのは”結果”ではなく、”状況”です。
 ”そうなる。そうなった。ほらね、言った通りだろ”ではなく、
 ”そうなるに決まっている”という、なんか、そんな感じです。
 つまり死。
 絶対に死にます。
 仮にテロメアが現象しなくとも、致命傷を負えば”絶対”に死にます。
 証明しているんですよ。
 死という”現象”が、”絶対”という”状況”を。
 納得しているんですよ。
 ”絶対”という言葉の証明に。

 僕はほんとうにむかつくんですよ。
 だって、反論できないじゃないですか。
 「絶対に無理」とか、
 「絶対にできない」とか、
 そういう言葉が成立してしまうんですよ。
 始めてもいないのに、知りもしないのに、否定できるんですよ。
 そんなの、あんまりじゃないですか。
 そんなの、理不尽じゃないですか。
 そんなの、絶望じゃないですか。
 どうでもよくなりますよ。
 心が折れますよ。
 傷付きますよ。
 
 たとえば腐った大人が、夢見る子供に言ったら、どうなると思います?
 シミュレーションしてみましょうか。
 「ぼく、うちゅうパイロットになるー!」
 「絶対無理」
 この会話が成立するんですよ。
 僕はほんとにむかつくんですよ。
 優しくない言葉が。
 ひとを傷付ける言葉が。
 悲しいとかじゃなくて、むかつく。
 何故なら、必要だからです。
 むかつく言葉は、表現という意味において必要悪なんですよ。
 どんなにむかつく言葉でも、それは必要だから発明されたんですよ。
 その言葉を必要とする場面があるんですよ。
 わかってても、むかつくんです。
 
 言葉は道具です。気持ちを伝えるための。
 たとえば。
 人殺しがいたとしますね。凶器はナイフだったとします。
 この場合、ナイフは悪くなくて、使った人間が悪いということになります。
 でも、そうでしょうか。
 ナイフは、悪くないのでしょうか?”絶対”に?
 使い方を間違った人間が悪い?
 いや、道具をどう使うかは所有者の自由です。
 別に間違ってません。
 ”そういう使い方ができるという性質”をナイフが内包している以上、
 用途として想定できるでしょう。
 あー、こういうこと書くと僕はほんとやばい奴だと思われるんでしょうが、
 まあ、ぬるい文章を書くよりはましです。
 ”人間”も”ナイフ”も悪いんですよ。
 簡単なことだと思いますが、しかし、こういうことを言い出すと切りがない上に、
 あらゆる道具が凶器となり、不毛です。わかっています。
 だから、目を瞑っています。いつも。
 でも、たまに酔ったりすると思うんです。
 必要悪が多すぎる、と。
 鋏、包丁、フライパン、車、万年筆。
 危険が無造作に放置されすぎやしないか、と。
 別に怒り狂って刃傷沙汰とかじゃなく、
 その確立が低いのはわかるがーーーうっかりで、人が死にかねない。
 それは、どうなんだ?と。
 それは、正常なのか?と。
 ちょっとばかり理不尽すぎるのじゃないかな、と。
 
 話が逸れました。
 そして、何を言いたかったのか忘れました。
 げに恐ろしきは酔っ払いの思考回路。
 
 でもまあ、”絶対”は証明できますが、矛盾を孕んでいますね。
 ”絶対に貫く矛”と”絶対に通さない盾”。
 つまり、真実はひとつではないということ。
 通る筋は、いくつもあり、その全てが真実であるということ。
 いくばくの真実を重ね、言葉を重ねれば、しあわせになれるのでしょうね。
 身体を重ねて得られるしあわせがいちばん手っ取り早いですけどね。なんて。酔ってるから下ネタも言っちゃいますよ!
 簡単なことを、簡単にできれば、簡単なのにな。
 あーあ・・・。
 
 

 

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 やあ。
 風呂上りで放熱気味のRegnenです。

 今日はバレンタインデイでした。
 まさにカーニバル。つかカンニバル。
 恐怖!人喰いチョコレート!
 キャッチコピーは、チョコは食っても喰われるな!
 ふぅ・・・。
 白状します。
 ノリと思い付きという衝動に抗えませんでした。
 風呂上り、それはひとの意思が最も脆弱になる季節なのだー。駄目じゃーん。

 あーあ・・・。
 戦果を報告しましょうかー。
 
 お昼。お腹が空いたので、さりとて冷蔵庫の中身も空だったので、
 自炊を早々に諦め、思考を外食に切り替える。
 窓を開けてみたところ、わりと暖かかったので、
 部屋着のシャツにジャケットを羽織って外出。
 ジャケットに緩めのパンツ、スニーカーというカジュアルスタイルで土曜日の昼間からふらふらする若者に対し世間の目は冷たい。いやまあ、多分に被害妄想が混じっているのだけど。
 というか、別に世間の目は気にしないのだが、
 そういうふうに見られているかもしれない、という自覚はしておいたほうが良いだろうなという、
 なんだろう、精神的な保険なのだろうか。
 不意に防波堤という単語を連想した。
 なるほど。つまり、この思考は僕が世間に対して設定した対外的な防壁というわけだ。
 どうやら無意識に壁を作っていたらしい。
 しかしまあ、かまわないだろう。
 まったくの無防備でいれば、きっと傷付いてしまう。経験済みである。
 とはいえ、外に出るのだったらもう少しまともな格好をしてくればよかったと今になって後悔する。
 ちょっとラフというか、少しでもだらしなさげな印象を与えかねない服装のままで外出してしまうというのは、わりと無防備だ。具体的に言うと、友人とばったり遭遇してしまった場合に、僕だけが一方的に恥ずかしい思いをすることになる。いや、それだけならまだ良い。場合によっては相手にだって不快な思いをさせてしまうかもしれない。それは僕の望むところではない。僕は一体どうしてしまったのだろうか。ああ、そうだ。そうだった。思い出した。さっき、外の温度を確認するために窓を開けたとき、あまりに天気が良かったものだから、思わず服装に対する配慮を怠ってしまったのだ。クローゼットの浅い部分に引っ掛かっていたジャケットを取り合えず羽織って、そのまま、着の身着のままで出てきてしまったのだった。
 嘆息すると、自然と頭を垂れる格好になった。
 自然な動きでボトムの尻ポケットから携帯を取り出す。
 ディスプレイ画面で時刻を確認すると、12時を少し回った頃だった。
 僕を誘った空を睨んでみる。
 見上げた空は青く澄み渡り、太陽を高々と掲げている。
 雲が少ないせいで太陽を直視してしまった。
 目が焼け、束の間の立ち眩みに襲われる。
 軟弱ですね。
 
 外食といっても近場にある飲食店はほとんど制覇済みである。
 第一、僕が住んでいるあたりは団地なので、そもそも飲食店自体が少ない。
 そのわりに何故かラーメン屋だけは1区画に1店舗くらいの割合で、まるで狙いすましたように等間隔で配置してある。謎。シムシティ的である。
 従って、僕が選べる選択肢は自然と限られてくる。
 やたらと居並ぶラーメン屋のいずれかか、あるいは全国展開の某有名ファーストフード店か、同じく全国展開しているコンビニかーーー
 そんなことを考えながら歩いていると、街の装飾がやたらと賑々しいことに気が付いた。
 アーケード街の軒先にはポップなフォントで、でかでかと強調されたバレンタインデイの文字。
 そこに至り。
 僕はやっと今日がバレンタインデイであると得心したのだった。
 普段、テレビとかぜんぜん見ないし。いやあ、世事に置いていかれてるなあ。スタンドバイ僕。
 
 まあ、色々と考えましたね。瞬間的に。無意識的に。
 よぎった、という形容が正しいくらいの速度で。ジェットストリーム思考。自分を踏み台にして。
 あー、やべえー、ぜんぜん根回しとかしてねー、とか、
 ていうか、わりとどうでも良いかも、とか、
 いや、良くねーよ、なんか悲しいよ、とか。
 まあ、色々。
 とにかくゼロは嫌だなと思ったわけです。
 何でしょうね。見栄でしょうか。虚栄心でしょうか。浅ましいですね。でも、僕は、そのとき確かに何らかの危機感を覚えたのでした。男の愚かな部分がフル稼働なのです。
 なんつーか、チョコって、まあ、ぶっちゃけたいした意味はないのだと思います。
 ええ、解ってます。解ってますよ。僕も22ですよ。おっさんですよ。
 高校生の時分ならまだしも、大学生で本気チョコってあんまりないですよ。
 えげつないことを言うと、ともすれば、もっと直接的な表現になってしまったりするでしょうよ。
 だからまあ、恋愛的な意味においては、たいした意味はないと思うんです。
 でも、義理チョコというシステムがあるでしょう?
 あれは本気チョコを貰えない男性への救済措置なんかではなくーーー当初はそうだったのかもしれませんがーーー社会的な能力、特に異性とのコミュを試されているのだと思います。もはや。
 つまり、
 「おまえ、義理チョコのひとつも貰えねーなんて、
 普段、まったく女の子と関わりがないのな!
 は!同性完結ときていやがる!終わってんな!社会性ゼロだよ!」
 ってことですよ!
 駄目じゃん!
 僕は俄かに焦り始めました。
 社会性の欠如は由々しき問題です。
 僕は社会の歯車に組み込まれたいのです。いや、どうかな。いやいや、嫌かもな。
 あれ、じゃあ良いのかな。でも、不利だからな。不利というか損だからな。じゃあ得したいのかと言えば・・・。
 というか得って何だろう。ぜんぜん解らない。でもまあ、楽はしたいなあ。
 楽したいなあ、と思っているのにぜんぜん楽にならないのだけど。
 まあ、それは納得を優先させている以上、ある程度は仕方がないのだけど・・・。
 考えると迷宮入りの様相を呈してきました。
 あー、音楽が欲しい。

 うだうだと考えながら歩く僕の速度はのろのろと遅く、喩えるならば亡者。
 ぐー。
 亡者、お腹が空いた模様。
 そういえば、さっきから思考をバレンタインに占拠されていて、まったく食事のことを考えていなかった。
 振り返れど非生産的な過去。
 このままでは何ひとつ生産的な活動を行わずに僕はその儚い生命の灯火を絶やしてしまうかもしれない。
 いやまあ、一食くらい抜いたところで大局的に見ればどうってことはないかもしれないけれど、お腹が空いちゃうと悲観的になるよね。僕だけかな。別に良いんだけどね。
 まわりを見渡すと知らない場所だった。
 どうやら馬鹿みたいに思考をループさせて遊んでいるうちに、
 いつのまにかアーケード街を抜けていたみたいだ。
 見渡す限り、あたりに食べ物屋は見当たらない。
 どこを見ても駐車場ばかりだ。まったく、もっと宮崎市を開発してほしいものだよね。
 目に付いた自販機に硬貨を投入し、缶コーラを入手。
 缶コーラには独特の風味があって、それを嫌いなひともいるけれど、
 僕はそれも含めて缶コーラが好きだった。
 コーラをぐびぐびと傾けつつ、僕は適当なガードレールに腰掛けた。
 ボトムの尻ポケットから携帯を取り出し、着信履歴から発信。
 相手も暇だったのだろう。何度もコールしないうちに出た。
 「あ、M?いまなにしてるの」
 「んー、いま・・・、なにしてんだろうな。なにもしてないな、別に」
 「ご飯食べた?」
 「まだ。おまえ作ってくれよ」
 「いや、今日は外食にしよう」
 「あ?なんで」
 「というか、いま僕、外なんだけど。迷っちゃったから拾ってほしいんだけど」
 「はああん?迷ったって、おまえ宮崎歴何年だよ」
 「22年だけど」
 「それで迷うなよ」
 「迷うつもりじゃなかったのだけど」
 「道に迷う奴はみんなそう言うんだよ」
 「へるぷみーぷりーず」
 「おーけい。まあ、俺もメシまだだったしな・・・」
 で、どこよ?
 いや、わかんないんだって。
 あーもう、めんどくせ。電柱探せ。番地振ってあっから。
 んー、******って書いてある。
 おまえそこ街の近くじゃん。迷うなよ。あーもう、良いや。動くな。すぐ行くから。
 などという会話を経て15分後。
 M到着。
 持つべきものは友人ですね。車を持ってるとなお良し。

 「で、メシどこいく?」
 「このあたりのお店は飽きたなあ、と思っていたんだよ」
 「じゃあ、今から熊本にでも行くか?高速に乗れば3時間くらいだぜ」
 これを本気で言ってるあたりがMのアグレッシブさを端的に表していますね。
 「いや、県内で済まそうよ。ていうか市内で」
 めちゃくちゃ時間を無駄にしそうだし。
 「市内ね・・・」
 うーん、とMは顎に手を当てて考え込む仕草。
 そして閃いたように、
 「お」
 と言った。
 「なに」
 「ああ、そういや姉ちゃんが最近食パンにハマってんだよ」
 「うん」
 「で、最近3食食パンなんだよ」
 「うん」
 うん、と思わず頷いてしまったが思い返すと異常だ。
 しばらく食事の面倒を見ないうちにそんな惨事が展開されていたのか・・・。
 「3食ぜんぶ食パンって。食パンマンだって、そんなに食べてないだろう」
 「つか、食パンマンって食パンとか食うのか?」
 
 あー、なんかどうでもいい会話まで描写しちゃってますね。カット。
 ていうか長いなあ。はしょっていきますね。

 「パン屋いく?」
 「良いんじゃない」
 「じゃあ、姉ちゃんに場所訊いてみる」
 言って、Mは車を路肩に寄せて停車。
 「もしもー。姉ちゃん。俺俺。うん。いまRegnenと一緒。うん。いまからメシ。
 うん。そう。それでさあ、こないだ言ってたパン屋・・・、うん、わかってるって。
 で、場所なんだけど。うん、うん・・・、あー・・・、うん。おけ、だいたいわかった。
 うん。大丈夫。じゃあ切るから。うん。わかったわかった」
 Mは携帯を耳から離した。
 「はーっ・・・」
 そして溜息。
 「行くか・・・」
 なんかちょっと老けた?

 パン屋に到着。
 個人経営の小さな佇まい。
 店内に入ると、ドアベルと共に、ふんわりと甘い香りがお出迎え。
 いらっしゃいませー、と店の奥にいた恰幅の良い、というか、ふくよかな、というか、肉付きの良い、というか、妙にがっしりとした体型の、まるでレスラーのような女性店員が声を掛けてきた。
 「おおっ」
 と、びびるM。いや、失礼だからね。
 商品が陳列されているショーケースの向こうはガラスになっていて、その向こう側で男性店員がパン生地を練っているところが見えるようになっていた。
 「なんだか優しいんだか、容赦ねえんだか、よくわかんねえ手付きだな」
 とはMの弁。
 店の奥はカフェスペースになっていて、先客が何人か談笑していた。

 Mはトッピングの異なるフォカッチャをふたつとピロシキ、
 僕は海老かつサンドとグリッシーニをひとつ購入。
 そのまま、お店の奥のカフェスペースで昼食を摂ることにした。
 すると、先ほどの恰幅の良い女性店員が、
 「紅茶と、コーヒー、どちらになさいますか?」
 と訊いてきた。サービスらしい。
 Mはコーヒーを、僕は紅茶を注文。
 女性店員は、 
 「お代わりは自由ですからねー」
 と朗らかに微笑んで店の奥へ引っ込んでいった。
 良心的にも程があると思いました。
 パン、おいしかったし。
 これは姉さんがハマっちゃうの解るなあ。
 しかも、帰り際にチョコを貰いました。
 期せずして入手。

 帰宅後、妹からもチョコを貰う。
 でもウイスキーボンボンだったので(僕はウイスキーボンボンが苦手)、
 「さんきゅ」
 「じゃあ、ホワーーー」
 「でも、返すよ」
 即返還。
 「ホ、ほわっーーー」
 「ホワイ?」
 「ホワイ!!」
 妹激怒。怖っ!
 「えっと、逆チョコ?返すよ。逆に」
 流行っぽく言ってみた。
 「いや、逆チョコってそういう意味じゃないから!」
 違ったらしい。
 「というか、僕、ウイスキーボンボン苦手だし」
 「だからって、ふつう貰った相手にそのまま返す!?」
 「いや、おまえ好きじゃん。ウイスキーボンボン」
 妹はウイスキーボンボンが大好きなのだ。
 授業中にこっそり食べたのがばれて生徒指導部から母親を召喚されるほどなのだ。痛いね。
 「好きだけどさ!」
 「なら良いじゃん」
 「良くない!」
 その後。
 兄は妹にたっぷり30分ほど説教されましたとさ。
 そして最終的にホワイトデーに5倍返しすることで決着。
 バレンタインデイなんて嫌いだい・・・。
 
 
 

 
 

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 懲りない男、Regnenです。あは。
 またも新カテゴリ追加。
 新しいことをしていかないとね。
 何のために?いや、理由は特にないなあ。強いて言うなら欺瞞かな。自問自答でした。
 自問自答もしていかないとね。
 何のために?立ち位置の再確認かな、結局。認識を怠ると忘却消去しちゃうので。
 忘却消去しちゃいけないの?
 記憶の内容によるかな。それらを判別するために書いているようなものだしね。文章化によるアウトプットだよ。これらは資料に過ぎない。過去というデータさ。
 まるで割り切っているかのような大人っぽい口振りだね?
 ・・・・・・まあ、文章だと嘘を吐くのは簡単だからね。
 それは自らを偽ることと同義だって認識している?
 理解してるよ。
 というか。虚偽のデータなんて、データとしては無意味なのでは?
 そうでもない。
 というと?
 解るからさ。
 嘘を嘘だと見抜くことが出来るということ?
 肯定だね。自分の吐いた嘘ならね。最近は他人の嘘も少しずつ解るようになってきたけれど。
 まるで感覚の鋭い牙だね。
 そのネタは誰にも伝わらないだろうね。
 F&C!
 フランシス・コッポラ?
 路線が異なる!話を戻すよ。自分で自分の嘘は解るの?
 覚えているからね。それに、感覚がある。
 じゃあ、データを残さなくとも、忘れないのでは?
 いや、完全に覚えているというわけじゃないんだ。うーん、説明が難しいなあ。つまりバックアップなんだよ。データを取るというのは。
 いや、解るよ。それは。データって基本的にバックアップだし。
 うん。で、僕の場合ーーーこれは少し特殊かもしれないのだけど、ある程度のフェイクが混じっていたほうが記憶の復元の効率が上がるんだ。
 いや、解らない。余分なものが混じっていたら、普通、効率が下がるだろう。
 いやいや、上がるのさ。これは、さっきの感覚の部分に掛かってくるのだけど。僕は嘘を吐いたときの感覚を忘れないみたいなんだよ。
 解らないね。それは記憶の維持に直結する要素に思えるけれど。
 しないんだ。つまりね。嘘を吐いたことは覚えている。でも。それを記憶しているわけじゃないんだ。感覚だけが残っているんだよ。
 記憶しているわけではないから普段は忘却している、しかし、何らかの切っ掛けで引き戻すことが可能だということ?
 近いね。
 近いのか。
 で、その切っ掛けとなるのがフェイクというわけなんだ。
 ははあん、つまり、初めから記憶を偽装しておくことで、より違和感をはっきりさせておく効果が期待できるということか。
 そんな感じ。吐いた嘘から、その真実。それらの情報を復元する過程で、同時に周辺の記憶も拾えるというわけさ。
 最適化なのか?
 どうかな。吐いた嘘の記憶を断片的な点情報だとして、その嘘にまつわる周辺記憶と統合して、ひとつの線情報として再構成する作業を最適化というのなら、そうかもね。しかし、僕の感覚としてはーーー
 感覚としては?
 ---同期という言葉がしっくりくるかもしれない。
 同期?
 うん。ネットワーク用語でいうところのリンクっぽい感じ。
 リンクは関連付けだろう。
 まあ、そのへんは解釈の自由じゃないか。
 まあね。確かに認識は自由な領域だよ。
 僕が考える記憶におけるリンクは、ネットワーク用語のそれよりも若干アクティブで、相乗効果を期待できるといえば説明になるのだろうか。
 訊かれてもね。
 感覚を言語化すると複雑だなあ。意味が捩じれて変質しそうで不安だよ。
 よくあることだけどな。
 ええと、つまり記憶が記憶に作用するというか、互いに影響を与えているんだよ。わからないけど。たぶん。ああ、もう駄目だ。集中が切れてきた。思考の軌跡を辿るのが困難だ。
 プロトコルを指定しておかないからだよ。
 まあ、そのあたりが人間の自由かつ不自由な領域だよ。
 矛盾しているから、処理できなくてメモリ不足に陥るんだよ。
 まあね。たまに、それも悪くないと思えるけれど、大抵の場合は不都合だ・・・。
 記憶は現在進行で累積する情報だからね。<タスク>のこともある。
 そう、思考する限り、命題も増減し、前後する。まるでテトリスのエンドレスをしているみたいだ。
 ちっぽけな僕が取りうる手段は、ただひとつーーー
 ーーー思考を停止するほかにない。
 
 
 ところで、本題です。
 ここからが本題ですよー。
 付いてこれませんか?付いて来い!
 
 女性って怖いですよね。
 でも、いきなり可愛かったりしますよね。
 なんつーか、印象による振れ幅が男性とは雲泥の差みたいな。
 年齢にもよりますけれどね。
 いや、年齢は関係ないかもしれませんね。
 女性は生まれながらに、少女から老婆までの要素を持ち合わせているーーーと昔、何かの本で読んだことがあるような気がしました。うろおぼえ。でも納得。
 仕事柄(言いたかっただけです)、人間観察をすることがあるのですが、
 少女が時折見せる、無邪気ゆえのどきりとするような妖しい表情や、
 老婆の、まるで少女のように恥じらう可憐な仕草などを目撃してしまうと、
 確かに頷いてしまうに足る説得力があるような気がしてしまいます。
 それは、少女でも老婆でもなく、”おんな”というまったく別の生き物なのだと。 
 そういうの、引くけど、惹かれるというか。
 そういうのを表現したいなー、と思いました。グロキュート?
 
 あと、身のまわりの女性たちのこぼしていく愚痴を、いっそネタに昇華しちまおうという算段。腹積もり。
 わりとユニークな女性が多いので。
 というか、たぶん全人類にユニークな一面はあるのでしょうけど、
 そういう部分に気付く能力は絶望的なまでに己に不足していると自覚しているので、
 ある種エクスキューズ的な側面もあったりして。
 駄目じゃん・・・・・・。
 
 
 

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 ボーーーーーーーーーーーーーーーーーーネ!
 Regnenです。
 皆さんは元気ですか?
 まあ、元気な人は多いでしょうね。
 そうでない人はもっと多いと思いますけれど。
 じゃあ、皆さんは本気ですか?
 どうなのでしょうね。僕が知りたいのはそこなのですけれどね。

 実際、日常に本気になる機会はあまりないと思います。
 というか、意識的に本気を出せるのって、道を修めた達人くらいではないでしょうか。
 そうでなければ。
 むしろ、実は、ほとんどいつも本気なのかもしれませんね。

 仮に普段は馬鹿っぽいけど本気を出したら実はすごいという、
 漫画みたいな奴がいたとして(わりと多いですよね)、
 「あー、本気だした!」となるのでしょうか。
 僕はいつも思います。
 しんどかった。でも、まだ余裕あるかも。
 駄目じゃん。
 どうにかなったり、ならなかったり。
 結果だけは、いつもはっきりしていますけれどね。
 結果だけは、いつもはっきりしてしまいますけれどね。

 以前、漫画で、人間は脳のほとんどの部分を使っていないーーー
 ---みたいなのを読んだことがありますが、そんな感じでしょうか。
 でもまあ、やれるけどやらない的なことを言ってるような奴は、
 本気になってもたいしたことないと思います。
 やれるけどやらないというのは、できないってことですよ。
 やらないからできないのであって。
 できる奴は既にやってます。
 やってるんだぜ!
 やってるんだもん!



 今日のひとこと。
 ”本気と必死は違う”
 
 違いますよ。ぜんぜん。
 必死なときは善悪の区別をしてる余裕がないと思います。
 だから、皆さん。
 本気の人の邪魔をしちゃ駄目ですけれど、
 必死な人はがんがん邪魔してくださいね。
 必死な人は間違ってることが多いので。
 何がどうとまでは解りませんが、間違っちゃったんですよ。
 やりたくないのに、やってるんですよ。
 間違っちゃって、そうせざるを得ない状況にまで追い詰められてるんですよ。
 だから、止めてあげてください。
 しんどいのは、そいつだけじゃないってこと、教えてあげてください。
 優しくね。

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男性
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自己紹介:
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