いや、説明とか苦手です
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 まず、はじめに言いたいのは、 マックスコーヒーうますぎ ということです。 まあ、厳密には”旨い”というよりも”上手い”という感じで、 たいして”美味い”ということはありません。 異常に甘ったるいので、むしろコーヒーとしては不味いし、 人によっては、 練乳とか入れちゃって、おまえコーヒーを冒涜してんのかと思うかもしれません。 でも、僕は、それが好きです。 なので、コーヒーとして考えるのをやめました。思考をストップ。 缶飲料だと考えることにします。コーヒー風の。思考をリセット。 これは、缶飲料。非常に僕好みの。 でも、コーヒーではない。 ---みたいな話を友人のMに熱く語ったところ、 「ふうん。コーヒーではない、ね」 「うん」 「いや、コーヒーだろ」 「・・・うん」 友人の共感は得られませんでした。 しかし、Mの発言により事態は思ってもいなかった方向に展開しました。 「マックスコーヒーはコーヒーではない、か。おもしろいな」 「え?」 「いや、おまえにとって、コーヒーは一体どこまでがコーヒーなのかと思ってさ」 「・・・え?」 Mの唇の端が吊り上ったのが、悪魔めいて見えたのは僕の気のせいでしょうか。 三日月を横に倒したような表情でMは言いました。 「実験しよう」 きっと、はじめて人体を解剖した医者ってMみたいな思考の持ち主なんだろうなあ・・・。 居間に設置されているサイフォンがこぽこぽと気泡を生む音が聞こえる。 あたりには濃厚なコーヒーの香りが漂っている。 僕の右手には半分ほどコーヒーの入ったマグカップ。ほんのりと湯気が浮かんでいる。 コーヒーの中には何も入っていない。抽出したての純然たるブラック。 そして、Mが右手に持っているのはーーー 「じゃーん!炭酸水!」 ーーーきんきんに冷えた炭酸水のペットボトルだった。 おそらく姉さんが焼酎のチェイサー用に冷蔵庫に常備していたものだろう。 怖ろしい発想力だ。 まずは軽く小手調べに調味料あたりで様子を見てくるかと思いきや、 いきなり本命がきやがった・・・! 「おらー」 とくとく、と僕の持ったマグカップの中に炭酸水が注がれる。 「うわー・・・」 しゅわしゅわいってるし・・・。 この時点で既にコーヒーとは呼べない代物と化している気がしないでもない。 とはいえ。 僕にはまだ一縷の望みがあった。 サイダーやソーダなどに代表される、いわゆる炭酸飲料は炭酸水のみで構成されているわけではない。 炭酸水に砂糖や科学調味料、合成甘味料などによって構成されているのだ。 そもそも炭酸水には味が付いていない。 ということは、だ。 もしかすると、味自体にはたいした変化はないのではないのだろうか。 どうだろうか。というか、そうであってほしい。 そして。 「のーめ、のーめ、のーめ、のーめ!」 Mの飲め飲めコール。 あ、なんか平仮名で書くと”の”と”め”って似てる。 そんなどうでも良いことを考えつつ、僕はマグカップを口元へと運んだ。 香りは・・・、コーヒーだ。しゅわしゅわいってるけど。 マグカップの縁に口を付け、ず・・・、と中身を啜る。 「うぇ・・・」 へたれた声が出た。 「どんな味だった?」 Mが瞳を輝かせて訊いてくる。 僕は答えた。 「炭酸コーヒー?」 疑問系だった。 その後。 姉さんに見つかり、M共々、「コーヒーで遊んじゃ駄目でしょ!」と怒られた。 いやまったく。 PR ![]() ![]() |
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プロフィール
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Regnen
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男性
誕生日:
1986/12/14
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学生
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古い映画のパンフレット収集
自己紹介:
宮崎在住の22歳。
趣味は曲学阿世。 座右の銘は酔生夢死。 最近、 日記の意義を見失い、迷走中。 眠れない夜に更新。 優しくなりたい。 ドムドムハンバーガーが大好き。
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