忍者ブログ
いや、説明とか苦手です
[19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11] [10] [9]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 崩壊という現象が内部と外部に現れるように、
 自らの変化の兆しもまた内側と外側に顕れる。
 
 なんつーか、”あー、あいつら変わったなあ”と思う自分もまた変わってるんだなあ、みたいな。
 たとえば、昔は好きだったアーティストの新譜を聴いてみたら、
 ”なんか昔と曲の感じが違うなあ”と感じたり。

 それはアーティストのほうでも新しいものを作ろうとした結果なのだろうけれど、
 昔の作品と比較してみると、
 その当時に感じた”そいつらしさ”みたいなものは失われているような気もする。
 経年によってアーティストの音楽的な方向性が変わったこともあるだろうが、
 きっと僕自身の”受容勘”とでも呼ぶべきものが変化しているのだろう。
 それを裏付けるように、最近の作品はいまいちでも古い作品は相変わらず好きだったりする。
 
 変化しないというのは簡単なようで、なかなか難しい。
 維持する、と言い換えればそのしんどさが少しは理解してもらえるだろうか。
 極端な例を持ち出せば老化だって変化のひとつである。
 
 変化には属性がある。
 属性というか、客観的社会的な評価といったほうが近いかもしれない。
 (相対的な評価でないのがポイント。比較はされるが、あくまで一方的。
 比較の基準となるルーツモデルも曖昧だったり、超高性能だったりして支離滅裂。)
 社会規範に沿えば”成長”。これは善。
 社会規範に沿わなければ”劣化”。これは悪。
 解りやすい二元論。割り切れれば楽なのだけど。

 しかし、なんつーか、これは僕の個人的な感覚なのだが、
 どうにも”成長”という言葉にはネガティブなイメージが付きまとう。
 イメージというか、それは映像として具体的に思い浮かべることができる。
 ごつごつした岩を思い浮かべてほしい。
 それを削岩機でどんどん削り取っていくイメージ。
 がらがらと、あるいはぱらぱらと、砕かれた欠片がばらまかれる。
 ばらまかれた欠片は闇に吸い込まれる。
 その欠片は個性とかそんな感じ。
 あー、大事なものが失くなっちゃうなー、という俯瞰。
 たぶん強迫観念とか劣等感からくるPTSDなのですが。
 
 成長、ね。
 よく解らない概念です。
 なにをもって成長としてますか?
 成長すると、どうなるんですか?大人?
 大人ってなんですかね?

 結局、答えは闇の中ならぬ、認識の中。
 それは”そう思えば”、”そうなる”になる。
 それって、”それは、そういうものだから”に似ているなあ。その場しのぎの真理。
 
 しかし、これはあくまで僕個人の主観ですが、
 男は”成長”をしないのではないかな?
 いや、男性は誰もが心の中に男の子的な一面を隠し持っている、とか、
 そういう可愛い話じゃなく、
 リアルな社会現実問題として男は永遠に成長しないような気がする。
 変化はするが、劇的な変化はしない、みたいな。
 なんつーか、昔は違ったのかもしれないが、
 現在では成長するための機会が減っているのではないかなという気がする。
 だから馬鹿っぽい犯罪が助長されているのではないかな。
 教育の腐敗。これは言いすぎか。根拠ないし。
 でもまあ、少し前の秋葉原の事件とか、そんな感じがしなくもない。

 要するに何が言いたいのかというと、
 まわりが変わったように思えるかもしれないけど、
 それは実際に変わっているのだけど、
 同時にそう感じる自分自身も変わっているのだということ。
 それはありきたりな変化だけど、しかし安易に成長だとは確信が持てないということ。
 そう考える自分すらも、既に過去の自分とは変容しちゃってて、
 じゃあ自分って何と途方に暮れるが、
 昔に感じたむかつく出来事に対して、今も変わらずにむかつければ問題なし。
 いまは、その怒りを信じる。
 そのうち、もっと信じられるものが増えてると良いなあ。
 あ、それが大人かもしれない。解らないけど。ぽい。
 

拍手[0回]

PR

コメント
無題
成長…「この変化は成長と呼ぶにふさわしい」と判断するのは結局観点次第なのかしら、とか(;´∀`) 生物の進化の話を聞く限りだと、環境の変化に応じて生物の体にいくつかの種類の”ちょっとした変化”が現れるそうで、その中で一番生存に適した”ちょっとした変化”が、その生物の大勢を占めていくって感じだったような…。結局「生き残った”変化”が正しい→進化(成長)」って事になっちゃうんでしょうかねぇ…この理屈だと「結果として天下統一を果たした者が正しい」ってところに応用されちゃいますか(;´∀`)
【2009/03/04 00:37】 NAME[コゲチャ^^;] WEBLINK[URL] EDIT[]
>コゲチャ^^;さん
あるモデルにおける特定の変化を成長と定義したとしても、そもそも個体のパラメータがまったく同一でない限り、厳密な意味では相対性を持たないので、その状況での比較に情報としての信憑性が期待できるのかな、ということを書きたかったのですが、例の如く駄文に混じって、本文が曖昧になっていますね^^;

弱肉強食。それは生存競争における淘汰のことですね。
合理性を追求するとそういう思考になりますし、実際に経済なんかは初期からそういう傾向がありますよね。
でもまあ、生き物に関しては少しファジーであってほしいというか、遊びがあってほしいなあという願望があります。恐竜はダイナソーじゃなくてドラゴンであってほしい、みたいな。
しかし、技術の進化に伴って遺伝子の謎も解き明かされ、やがて全ては論理のもとに晒されるでしょう。
”謎を解きたい”という理想が、”生物の仕組み”という現実に追い付こうとしているんですね。
理想が現実に追い付いたとき、それまであったはずの夢は失われてしまうのでしょう。
失われるというか、もともとなかったのだと改めて気付くみたいな。
何かを何かに投影すれば、それらは偽物でしかなくなります。
無い袖は触れぬと故人の言う通り。
なんだか皮肉ですね。
というか長文ですね。
羊頭狗肉でした。全体的に。失敗した・・・。

【2009/03/05 19:13】 NAME[Regnen] WEBLINK[] EDIT[]


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新コメント
[04/12 Regnen]
[04/11 コゲチャ^^;]
[02/11 コゲチャ^^;]
[02/11 Regnen]
[02/11 Regnen]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Regnen
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1986/12/14
職業:
学生
趣味:
古い映画のパンフレット収集
自己紹介:
宮崎在住の22歳。
趣味は曲学阿世。
座右の銘は酔生夢死。
最近、
日記の意義を見失い、迷走中。
眠れない夜に更新。
優しくなりたい。
ドムドムハンバーガーが大好き。
バーコード
ブログ内検索