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いや、説明とか苦手です
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 結局のところ、
 印象というのは一種の刷り込みのようなもので、
 ポイントを抑えた演技をすれば、
 第三者から本質を見抜かれることは滅多にないだろう。
 心が眼で視えない限り。

 そういう目的ーーー、つまり他者を円滑に利用するための意図的な誤魔化し的な、
 まあ、要するに、欺瞞の技術を磨くことが大人への道なのだと思う。
 そして、世のなかは、そういうふうに出来ている。
 というか、大昔から個々人が回避してきたリスクが、
 時代を経て、現在の我々のコストに上乗せされ、
 健全な思考をするための余裕を奪ってゆく。

 なので、年を重ねた人間ほど卑怯者であることが多い。
 悪意に晒され続けて、真っ赤に染まった血塗れ泥塗れの人生。
 そりゃあ、他人を騙したくもなるだろう。
 誰だって傷付くのは嫌だし、楽したいだろう。
 しかし、世のなかの常識という奴は、それとは真逆のことを強制する。
 自ら他人のために傷付き、苦しんでいる人間を褒めまくっている。
 まあ、その行為に気高さが宿っているなら、まだ良い。それは美しい。
 しかし、なんつーか、闇雲に、ひたすら自己犠牲しなさい、みたいな、
 誰かのために、とかじゃなくて、
 自己犠牲するという行為自体が目的となるように誘導されているような感じがあって、うんざりする。
 社会的であることと、人間であることが、真っ向から矛盾している。
 その結果、
 まわりの人間に¨自分¨を消費され、
 残った¨自分¨を、さらに自分で消費する羽目になる。
 そんなふうに没個性っていると、
 バランスを保てなくなる者が多くなるのは、むしろ自然であるように思う。

 犯罪の低年齢化とか、性の低年齢化とか、
 とりあえず報道しとかないとね、とか、
 とりあえず叩いておかないとね、という感じだが、
 そういう情報は、当の低年齢層が視聴できるメディアに乗せたら逆効果だし、
 それくらい解ってるくせにやってるんだろうから、もう救いなんかどこにもない。
 目先のことしか考えていない。クールですね。クールビズですよ。
 第一、きちんとした判断能力を持った大人なんか、そんなにいないのだ。
 子供を授かって、それでようやく自覚が出てくるような有様だという話すら聞く。
 まあ、それなら、まだ良いほうで、
 子供を授かっても、依然として精神が子供のままの親もいたりする。
 これが、いちばん最悪で、
 要は、子供が子供を産んでいるわけで、
 親の精神は、もうずっと子供のままであろうから、
 そうなると、生まれた子供が大人になるしかない。
 いわゆる、親よりもしっかりした子供という奴で、
 いちばんアンバランスな時代に親が全く役に立たないという経験をしている子供が、
 安定しているわけがない。
 必然、早熟になり、出会ったもの全てを吸収する。
 善も悪もない。善も悪も、誰も教えてくれなかった。
 それで、犯罪や性行為に及んだとして、責められるわけがない。
 悪いのは親だし、ほかの人間全員だし、つまり世のなか全てだ。
 しかし、世のなかには実態がない。責めようにも不可能に近い。
 だから、安易に子供を責める。
 くだらないオチを付けて、強引に終わらせて、形式だけの安堵に浸る。
 子供は心を閉ざすだろう。
 そして、その子供たちが未来を作っていくのだ。
 
 学生の頃から、
 他人と区別するためだけの無意味な勉強を詰め込まれ、
 何回組織を卒業しても、立場が変わっても、やっていることは同じで、
 やらなくてはならないこと=タスクが累積し、思考する猶予を与えてくれない。
 そういうオーバーワーク状態の人間が、
 社会規範に則った立派な大人のイメージとして世間に定着している。
 これは、まあ、普通に異常なのだが、
 ずいぶん以前から異常な状態を続けているせいで、
 異常が日常となり、それに異を唱えることが異常という、
 言わば、裏も表も裏みたいな歪な現代社会。キモいですね。
 ゆとり世代とか言いながら、ゆとりなんて全くないし。
 どちらかというとゆとりがあったのは、もっと上の、
 今、30後半~40くらいの人たちの世代で、
 そんな世代の連中が、ちょうど上司とかになっちゃって鬱陶しいことこの上ない僕に(あ、断定しているのは、実際に嫌なことがあったからです)ゆとりなんかあるかって話ですよ。ええ、そうです。愚痴ですよ。
 嫌なことがあったからって、安易に世のなかのせいにしてんじゃあねーぞ、
 この若造がッ、というような、
 ご意見ご感想もあるとは思いますが黙殺します。悉く。恣。読めますか、漢字。葱とか。葱々。

 あ、印象の話でした。
 印象は永遠という話です。
 他人がしてたら嫌なことでも、
 好きな人がしてたら、そんなに嫌じゃないってことですよ。
 その最たる例がセックス。
 愛は性の冤罪符にもなるのですね。便利ですね。空虚ですね。儚いですね。素敵ですね。
 まるで廃墟に転がっている瓦礫みたいな扱いですが、そういう趣味の人もいるし、
 きちんと優しく包み込める人もいると信じたい。けど、信じられない。
 なので、わたしがそういう人になる実験中。
 人生は無意味じゃない。誰かのためになるのなら。
 
 印象が定着すること。
 スタンダールは、それを結晶作用と呼んでいましたね。
 それだけ覚えています。

 とある書物では、心を水のようなものだと表現していました。

 心は、水のようなものだから、
 常に揺れていないと凍ってしまう。
 だから感情があるのだ、と。
 
 いや、単に引用しただけで、特に深い意味はありませんけど、
 なんか、こういうのってブログっぽいじゃないですか。
 

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