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いや、説明とか苦手です
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 誰が言ったのか知りませんが、
 ”車輪の再発明”という言葉があって、
 この言葉は世界中で用いられていると、ウィキペディアで見ました。
 意味は、
 既に在るものーーー既存のものを、知らずに一から同じものを作り上げてしまうということ。
 主に皮肉で、要するに「いや、それ、もうあるから」ということです。
 例文。
 「僕、天才じゃん!」「いや、それ、もうあるから」みたいな。
 きついですね。想像しただけでへこみます。
 
 しかし、これもウィキぺディアからの引用ですが、
 教育の現場なんかでは、意図的に”車輪の再発明”をさせる場合もあるらしいです。
 既にあるものを一から作らせて、より理解を深めさせる、みたいな目的で。
 で、思ったのですが、わりと日常のなかにも”車輪の再発明”的な現象はあるのでは?
 まあ、あえて例は書きませんけれど。へこむし。

 似たような言葉で、”四角い車輪の再発明”なんていうのもあって、
 これは、”車輪の再発明”をしようとして、
 失敗して、さらに役に立たないものを作ってしまうという意味らしいです。
 つまり、パクった挙句に失敗ってわけです。踏まれたり蹴られたりですね。

 でも、”車輪”が色んな発明のメタファーになってるのは解りますが、
 四角い車輪があるように、なんつーか、車輪にも完成度の差はあると思います。
 作り手の個性と言っても過言ではありませんが。
 ひとつとして同じ車輪などない、のでは?
 
 なんつーか、僕は発明というものを”再現性”だと捉えているんですよ。
 頭のなかで想像したものを、実際に”再現”するわけですから。
 それが、かつて誰かが既に発明したものであっても、
 再現する人間が違えば、違う形の車輪が、
 あるいは車輪とは違うものが出来るのじゃないかなー、とか。
 そうであって欲しいという願望とか。
 
 ええと、ざっくりまとめると、
 心のなかに揺るぎないものを持っているつもりでも、
 実際に、それを現実に再現するのは楽じゃないってことです。
 自己投影は楽だけど、自己反映は非常にしんどい。みたいな。
 思うことと、すること、の差ですね。
 夢、空想、想像、妄想を思い浮かべるのは、まあ、楽しいですけれど、
 実際に、それらを叶えるために現実的な行動をおこすのは楽じゃないです。
 それをも楽しめるなら、そいつは向いていますね。適正がある。
 生きることに。人生に。
 わりと向いてない奴が多いみたいですね。生物は。生きることに関して。
 身体も、心も、放っておけば死にたがります。
 絶望と断絶が、あまりに多すぎて。
 楽しいことがあれば、希望です。
 不安を忘れられますからね。逆説的に。
 楽しい自分を、幸福な自分を、愛する誰かに微笑み掛ける自分を。
 再現するのは、楽じゃないって、まあ、そういう話です。たぶん。
 僕ですか?
 僕は、もちろんーーー絶賛失敗中です。折れた心が突き刺さって痛い。
 まあ、逆に絶望を再現しているとも言えますね。
 再現っていうのは、知らなきゃ、しようがないんですよ。
 つまり、もとより幸福を知らない者はーーー
 ーーーなんて。
 好きの反対が、嫌いではないように、
 不幸の反対が、幸福なわけではない、と、思うのですけど。
 たぶん、自分にとって必要なものが揃っているという安心感とか、満足感だと思うのですが、
 昔に色んなものを壊されたり、自ら壊したり、捨てられたり、自ら捨てたりしたので、
 自分にとって何が必要なのか、よくわからないんですよね。
 とりあえず、僕にはバランスが足りてないみたいなのですが、
 バランスって幸福に直結しているとは思えないし。
 うーん、僕には何が必要なのだろう。
 そして、何が不要なのだろう。
 いっそ、すべて捨ててしまいたくなってきます。何もかも全部。
 要らないんじゃないの、べつに。みたいな。



 おまえのリュックには、それ以上は入らないのに、
 無理して、必死に詰め込んじゃって、馬鹿じゃないの。
 もう、ぱんぱんじゃん。がんばっちゃってさ、格好悪いね。
 まあさ、べつに、良いんだよ?がんばるのは、きみの勝手だものね。

 でもさあ、それで、きみは、どこに行きたいわけ?どうして行きたいわけ?
 ぼくには、そこのところが、どうにもわからないのだけど。
 まあ、しかし、同情はするよ。可哀相だよ。
 きみは、行かなくちゃならない。
 生まれてしまったからには。生きるからには。
 それは、きみのせいじゃないのにね。
 でも、まあ、これも決まりだ。諦めてもらうよりほかにない。
 いけよ、どこにでも。
 どこへ、って?
 どこかへ、だよ。
 ああ、まあ、心配することはない。
 きみには、選ぶことができる。
 選択肢があるんだ。親切だろう。
 つまり、絶対も、強制もないんだ。
 いつだって、きみは選ぶことができる。
 生か、死かーーー
 
 ーーーという声が聞こえてくるくらいには、まあ、僕は〈猫が好きです〉ってわけです。
 いやあ、ほんと〈猫って最高!〉です。あーあ・・・。

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 ままならねぇなーっつーか、
 やってらんねぇなーと思ってしまうのは、
 自分の能力の足りなさとか、向いてなさにぶち当たったときですが、
 いまがまさにそんな感じで、
 人生における無数の絶望すべてにガン見されているような気分です。ざっけんなー!ばーか、ばーか!
 ところで、これは物理学の範疇だと思うのですが、
 マジんなったら、なっただけ跳ね返ってくるのはやめろこのやろう。ノット キープ 質量。質量の英語がわかりません。まあ、良いですけど。意味は変わらないのだし。意味がわかりませんか?意味がわからない人は、意味をわかろうとしてない人なので、意識を切り替えない限り、その人にとって、わからないものはわからないままですよ。という、この文章にどれだけの意味があるのかは、書いた本人である僕でさえよくわかりません。わかりたいのか、わかりたくないのかも、わかりません。あ、わかりにくいですか?でも、まあ、そんなもんですよ。文章っていうのは、要するに、文章化された思考なわけで、文章化された思考は、現象ですからね。見ちゃった人が意味を解釈して、勝手に影響を受けてくれれば。ああ、なんか良い感じに本旨に近付くことができました。
 なんつーか。
 過去の影響が非常にうぜえ。
 そんな思考で胸がいっぱいで、軽い譫妄です。
 
 僕が生まれる前から、僕より過去のものは存在しているわけで、
 仮にそれを世界とまとめてしまいますけれど、
 ぶっちゃけ世界うぜえ。
 僕が生まれる前のことなんて、僕が知るかよ!みたいな。
 関係ねえっつーか、関係してねえ!そもそも関係しようがねえだろ!的な。
 仕方なくねぇから、べつに!道理とか筋とか、色々と手続きがあんだろ!とか。
 カンブリア期の氷が溶けた責任まで僕個人に追及する覚悟があるなら、まあ、僕もその責任って奴がなんなのか考えようかなという気にもなろうってもんですが、つい最近のことを、しかも誰にでも当てはまるようなことの責任を、これ幸いと僕個人に延々と追求されても、納得いかねぇっつーか、おいおい!ですよ。待て待て!ですよ。ボケに対する突っ込みですよ。そんなものは。うれしそうに牙を剥いてんじゃねーよ、と。
 
 
歴史とか、ルールとか、常識とか、そういう設定は非常にうっとうしいですね。
 ”正しい”という概念が成立しない以上、信じることは絶対に無理で。
 無理をすれば、それは健全じゃなくて。
 そういう、なんつーか、しんどいのを美しいということにしている思想?さっぱり理解できません。
 偽物を崇拝するくらいなら、傷物になったほうがましです。
 なんつーのかなぁ。何かを否定する人はさぁ、それに足る根拠を持ってんのかっつー話ですよ。
 人間っつーのは眼があるせいで、色んなものが見えちまうけれど、それでも見えねえもんは大量にあって、つーか、眼に見える範囲しか、文字通り視界に入っているものしか見えないはずなのに、どうして、絶対なんて断言できんだっつー話で、じゃあ何か?てめーは全てを認識してんのか?ああ?人工衛星か?みたいな。
 ”世界”という言葉が力を持ち過ぎているんですよ。
 そんなものは存在しないのに。
 まあ、実体を持たないがゆえに、意味が成長、というか助長されたのでしょうけど。
 なんつーか、もっと流動的なものだろう、みたいな。
 ぜんぜん決定していなくて、どっちつかずで、ふわふわしているものだろう、みたいな。
 どいつもこいつも、はっきりさせたがりますが、必要なことかよ、と。
 
 昔、三重否定について書きましたが、
 僕は、ずっと昔から、物心ついて、違和感を抱いたときから、
 否定する否定を否定し、むしろ否定されたものを肯定してきました。
 
 わけわかんねえことがたくさんあって、
 それが怖いからっつって、適当に理由を設定されても、
 肝心のその理由に説得力がなければ、不自然さに気付いちゃうだろ、意味ないだろ、みたいな。
 そういうのは、ぜんぜん向き合ってない。
 真剣じゃない。
 手を抜いている奴が、何を言っても響かないんですよ、僕のハートには。
 正当ぶる連中ほど思考停止している奴ばっかですよ。
 疑うべきは正気、だと思うのですけど。
 まあ、寝るときの枕の位置とか、睡眠中の呼吸の回数とかまで厳密に設定してやろう、逸脱したら罰金刑、あるいは禁固刑な、くらいにまで徹底する覚悟があるなら、お、こっちも向き合おうかな、受け入れるかはわからないけれど、とりあえず話は聞こう、とでも思うかもしれませんが、言われなきゃ気付かないような微妙な法律とかローカルルールで、破っても構わないけど、ねえ?きみに良心があるのなら・・・・・・、みたいな、いやらしいユルいルールは論外ですよ。そんなハメるためにあるような。
 
 過去に何らかの影響力を持った人の残した余波が、
 未だに力を持っていて、
 あまつさえ力が一人歩きして、
 さながら残響のように、いつまでも響いている。
 水面に揺れるって気持ち良さそう。
 葉のようにゆらゆらと死体みたいに。
 翻弄されてるよね、どうせ
 されるほうが楽なのだし。
 僕。は嫌だけれど。色々というか全部。

 残響は、ただの音で、それ自体では意味を為さないのに、
 解釈されて、意味を獲得する。
 意味は骨振動に変換された声のように、
 ひとつとして同じ音を持たない。
 しかし、本人は、それを認識できない。
 
 そこに意識のずれが生じる余地がある。
 ずれは、歪みになり、全体を狂わせる要因となる。という
残響理論はいかがでしょう。
 間に合ってますか。そいつは結構。素敵ですね。
 
 それは幸福ですか?
 幸福とは何ですか?
 それは美しいですか?
 バランスとは何ですか?
 それは必要ですか?

 本当に?

 たったひとつ決まっているのは、そのうち死ぬということだけ。
 痛みは、死なないための安全装置なのに、
 命は、どうしても死にたがる。
 それが怖いから、不安だから、
 音で、
 曲で、
 歌で、
 言葉で、
 文章で、
 法律で、
 誤魔化して、
 曖昧にして、
 複雑にして、
 逃げたわけでしょう。
 隠したわけでしょう。
 自分で自分を縛って。昔の人が。
 でも、それは僕じゃないし、僕の問題じゃないし、僕は干渉しようがない。
 戦争とか、強姦とか、好き勝手してますけど。昔の人は。なんだかんだ正当化してますけれど。
 そんな奴らのルールを押し付けられても、ふざけんなって感じなわけです。僕としては。
 間違いなかったのか?全ての行為が。正当だったのか?
 幸福だったのか?それでいて美しかったのか?
 間違うのは、いやなんだ。
 悲しいのも、痛いのも、本当はいやなんだ。
 間違わないルールなら、まあ、従っても良いっつーか、喜んで従いますけども、
 ルールという概念自体が幻想で、流行廃りですから、無理でしょう。
 伝説に聞く”真理”っつーのも、
 単に鈍感なだけな気がします。 色々わかっちゃったせいで。
 感じないだけで、痛みはなくなっていないし、死は依然と隣にいる。
 まあ、感じないのは、実際、かなり楽だと思います。
 それは知らずに居られるってことですから。
 わからなければ不安ですけれど、知らなければ安心でしょう。
 そういう発想で、心を麻痺させるために発明されたのが宗教ですよ。たぶん。
 ”絶対”がなかったから、自分たちで作っちゃったんですね。思考ゾンビです。
 そういうのは醜いと思うんですよ。僕は。
 なんつーか、子供の頃に、まわりが汚かったせいで、
 それが原体験として染み付いて、きれいなものだけを見たいという強迫観念があるんですね。
 
 まあ、総括ですけれど、
 僕の過去や、誰かの過去や、
 僕の思考や、誰かの思考っていうのは、
 てんでばらばらで、まとまっちゃいません。
 それらは音にすれば、おそらく歪な不協和音で、
 ”不協和音が鳴っている”という現象でしかなくて、べつに意味はないってことです。
 つーか、すべてに意味などはなく、現象が、その影響力を発揮していた一瞬、
 その一瞬の残響が、いつまでも響いているだけーーーーーー
 僕的には、そっちのほうが歪だっつーの、というオチです。

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 ハートの形状はギザギザというよりメタメタ。キザキザよりましですけれど。
 ところで、ギザギザって、かなで書くと、ぎざぎざ、になります。読みづらい。ざざざざっぽい。
 どうも。”いつも心にノイズを”でお馴染み、Regnenです。ざざざざっ!


 
 朝。
 食事を作り終え、紅茶を入れるためにお湯を沸かしていると、
 リビングのドアが開き、パジャマ姿の姉さんがのそのそと入ってきた。
 「おはよう」
 「んん・・・」
 姉さんはふらふらと危なっかしい足取りでソファまでたどり着くと、
 力尽きるように、ぼてっとソファに倒れこんだ。
 「テレビ付けてー」
 「はいはい・・・」
 「新聞取ってー」
 「はいはい・・・」
 「ぐー・・・」
 ぴーっ、という鋭い笛音。お湯が沸いたようだ。
 「寝てるし・・・。ほら、紅茶」
 「うーん・・・。ずず・・・、うう、あつい・・・。・・・ぐー」
 姉さんはソファにうつぶせの状態で寝そべったまま微動だにしなくなった。
 ていうか、せめて着替えてから降りてきてください・・・。
 姉さんの寝起きの悪さはいつものことなので、とりあえず放置することにして、
 冷ましておいたご飯を弁当箱に詰め、弁当箱全体のレイアウトを決める。
 今日は味付けが濃い目のおかずがメインなので、ご飯は少し多めに配分しておく。
 汁漏れしないように、おかずをカップに入れることも忘れない。色彩は重要な要素だ。
 さらに、ほかのおかずと味が混ざらないようにバランで区切ってーーーいると、
 いつの間に起きてきたのか、背後からMが僕の肩越しに手元を覗き込んでいた。
 「おまえ、普通に凝っているよな」
 「そうかな」
 「しかも、前に見たときより完成度上がってるし。そういうの、好きなの」
 「べつに」
 何気ない動作でMが弁当箱に手を伸ばしてきたので菜箸でガードする。
 「テーブルの上にご飯あるから」
 「そのミートボールが良いんだ。冷凍のチープなやつが」
 冷凍で悪かったな。いま、朝の弁当作りタイムアタック中なんだよ。
 ちなみに、今日のラップ(所要時間)は20分程度。
 ご飯を冷ます時間も含めて、最終的には15分まで縮めたい。
 「姉さんに殺されても知らないよ」
 姉さんも冷凍のミートボールは大好きだったりする。
 しかも特定メーカーのでないと食べない。味覚に幼さの残る27歳である。
 「お前が黙っていれば済む話だ」
 「いや、姉さんは知ってるけど」
 「あ?」
 ていうか、姉さんのリクエストだし。
 まあ、最近、僕がひじき作りにハマったせいで、一時期、悲惨な弁当事情だったし。
 「マジかよ・・・」
 Mは渋々といった様子で引き下がり、テーブルに着くと、
 紅茶の入ったマグカップにざらざらとスティックシュガーをぶちこむ。4本。
 マグカップの容量的に3本以上は飽和状態になって解け切らないので、
 1本ぶんは、カップの底に澱となって溜まってしまうのだが、
 Mはそれが良いらしい。まあ、変態だからな。Mは。
 そのうちインシュリンの世話にでもなれば良いと思う。
 Mに新聞を奪われた姉さんが、もぞもぞと蠢くが、まだ起きる様子はない。
 速攻で朝食を食べ終えたMが慌しく出て行き、
 リビングには僕と姉さんが残された。
 テレビを見るともなしに見ながら、まったりと時間をやり過ごす。
 ニュース番組では不景気がどうとか気象がどうとか言っているが、
 話の規模がでかすぎて、いまいちぴんとこない。あまり現実感がない。
 世間から隔絶されつつある今の僕には、些細な情報でさえ、手にも、身にも、耳にも余る。
 自分用に淹れた紅茶が半分になった頃、姉さんがソファからむくっと顔を起こした。
 ただでさえぼさぼさだった頭なのに、ソファに横になったせいで、
 さらに髪があちこち撥ねていて、もうわけがわからない。
 ぼんやりとした眼で、騒がしいテレビを見て、目の前のマグカップを見て、僕を見た。
 姉さんは視線を僕に固定したまま、両手を包むようにマグカップを持つと、
 のろのろと口元に運ぶ。
 カップを傾けると、白い喉が僅かに動く。
 「・・・つめた」
 だから、寝すぎなんだって。

 「何枚?」
 「2枚」
 「トーストが焼けるまでのあいだ、着替えてきたら」 
 「いいのー」
 「さようで」
 淹れ直した紅茶をすすりながら、新聞に目を通している姉さんはあまり年上に見えない。
 なんでだろう。童顔だからだろうか。身長も低いし。というか、言動がなあ・・・。
 しかし、それは僕たちの責任でもあるし、
 少なからず救われている部分もあるので心境は複雑。
 悶々としていると、ちーん、とトースターが鳴った。思考の重さに比例して時間は加速する。
 焼きたてのトーストを皿に移し、姉さんに渡す。
 「はい」
 「んー」
 皿を受け取った姉さんが、トーストにマーガリンを塗っていく。
 べたべた。
 塗りたくっていく。鼻歌交じりに。
 べたべた。
 ああああ・・・。
 「あのさあ、姉さん」
 「なあに?」
 心なしか、少し弾んだ声。
 「いつも思うのだけど、それは塗りすぎじゃないの」
 既に、トーストは少し黄色がかった白に染め上げられており、
 さらに、その上にもマーガリンを重ねているので、
 なにやら粘土細工のような有様になっている。
 見た目にも、ちょっとグロい。
 「え、いつもこうだけれど」
 いつもこうなのだった。
 「いや、いつも思っていたのだけど、言い出せなかったというか」
 あんまり姉さんが楽しそうだったので。
 「うふふ」
 笑っていらっしゃる。
 姉さんは、トーストにこんもりと盛られたマーガリンを見て、満足そうに微笑み、
 とどめとばかりにメイプルシロップを垂らした。
 「いただきます」
 出来上がった、控えめに言って某レストランの巨大ハニートーストよりも禍々しい物体を、
 ナイフで切り分けて、ひとかけ口に運ぶ。
 なぜか、固唾を飲んで見守ってしまった。
 「おいしい」
 世界には不思議がいっぱいである。

 さて、これで解ってもらえたと思う。
 どうして、我が家の冷蔵庫にはマーガリンが5箱以上も常備されているのかーーー

 そして、新たな謎がひとつ増えた。
 どうして、あれだけマーガリンを消費して、姉さんはふとらな・・・うわなにをするやめ、ちょっ
 
 ていうか、書いてみると、
 改めて自分の置かれている状況の歪さが際立つなあ・・・。 

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 モスドですよ。
 ミスド×モス=モスド。
 ”株式会社ダスキンと株式会社モスフードサービスは、
 両者が展開している外食事業に関して、
 平成20年2月20日に資本・業務提携契約を締結致しました”らしいです。
 マジかよ、って感じです。
 いつの間にそんなことになっていたのか・・・。
 まったく時代に追い付けていません・・・。
 驚いたというか、最初は、にわかに信じることができませんでしたよ・・・。
 こういうことってあるんですね・・・。
 個人的には・・・、そうですね・・・、例えるならば・・・、
 ドコモとソフトバンクが業務提携する、みたいな?
 よく解りませんか?
 野球で例えると、
 ハムとヤクルトが合体して新チームになるようなものですよ。
 野球のルールはさっぱり知らないので、適当ですけれど。
 映画で例えると、”スペースジャム”ですよ。
 いまの若い人たちは知らないですか?
 まんがで例えると、
 大場つぐみのガモウひろし説みたいな。
 ”ラッキーマン”とか、”僕は少年探偵ダン”とか・・・。
 ゲームで例えると、
 セガハードで、任天堂タイトルがリリースされるようなものですよ。
 セガ信者以外は解りませんか?
 じゃあ、B’zとエアロスミスのコラボですよ。
 案外知られていませんか?
 うーん、難しいな・・・。
 この驚きをどう表現すれば良いのか・・・。
 機械が妊娠したら驚くでしょう?
 ディックの作品で”パーキー・パットの日々”という作品があるのですがーーー
 フィリップ・ディックはメジャーではないのですか?
 まあ、ともかく、僕は心底驚いたというわけです。

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 どうも。
 Regnenです。
 たどり着いたら、いつも雨降り。
 最近、ようやく少し暑くなってきましたね。宮崎限定の話題ですけれど。

 某友人と共に、某通り付近の、某居酒屋に行き、
 (ぼくはお酒は飲まないので)浴びるようにコーラをかっ食らい、
 某友人は浴びるように酒をかっ食らい、
 良い感じでまったり過ごしていると、
 なにやら俯いた某友人が、
 「結婚しよう・・・、結婚しようか?・・・結婚、とか・・・、どう・・・、んん・・・」
 とか対面の席で呟き始めました。
 「なに、怖いんだけど」
 「ん、ああーーー」
 某友人は、ふと我に返ったように顔を上げると、
 「ーーー結婚しよう」
 プロポーズしてきました。
 「いやだ」
 断りました。
 「え、なんで?」
 真顔で訊いてきやがりました。
 ああ、なるほどね。酔っているのだね。不愉快だなあ。殴ろうかなあ。ビール瓶って意外に割れないから、けっこう強めに殴ってもかまわないかな。ははは。
 と、思考したあと、
 「いいか、忘れているのかもしれないが・・・」
 僕は努めて真面目な声を出しました。
 自分を指差して、
 「ぼくは男だ」
 そして、今度は某友人を指差し、
 「おまえも男だ」
 一呼吸ぶんの間が空いて、
 「そんなのは解ってみる」
 某友人は噛みながら言いました。
 「なにが解っているんだ。言ってみろ、この酔っ払い」
 「え、なにが?」
 ぴろぴろぴろ♪ぼくのなかの殺意のレベルが1上昇しました。
 「いや、違う。違う違う。違うぞ」
 「なにが」
 「あれだ、さっきのプロポーズ。あれ、どうだった?」
 「ちょっとしたトラウマだけど」
 「いや、そうでなくて、いや、それでも良いけど、ぐらっときたか?」
 良いのかよ・・・。
 「こないな」
 「ぜんぜん?」
 「ぜんぜんこなかった。まあ殴りたくはなったけど」
 「え、それって愛ゆえにか?」
 「違うし、いまはどちらかというと殴りたいというよりも蹴りたいな」
 「え、それって愛ゆえにか?」
 「違うし、いまはどちらかというと蹴りたいというより刺したいな」
 ループ話題。
 「過激な愛だな。さすがに受け止めきれるかどうか・・・」
 「違うし・・・、ああ、もう良い。なんでプロポーズなんだ?
 脈絡がないだろう」
 「ああ、まあ、あるんだよ。俺的には」
 「ないんだよ、ぼく的には。説明しろと言っているんだよ」
 「説明か・・・。長くなるけれど」
 「かまわないよ」
 「あゆみなんだけど」
 あゆみというのは某友人の彼女で、けっこう派手めの女の子。
 何度か会ったことがあるが、
 寄ると香水臭いので、ぼくはあまり近付かないようにしている。
 ん?そういえば・・・、
 「おまえ、今日は匂わないな」
 同棲しているという話だったので、
 四六時中一緒にいるのだろう、あゆみの使っている香水の匂いが移って、
 某友人からはいつもほんのりと甘ったるい匂いが漂っていた。
 のだが。
 今日はそれがなかった。
 別れたのだろうか。
 別れたのかとは訊けないしなあ。
 まあ、言いたければ自分から話すだろう。放置。
 「なにが?」
 「いや、別に」
 わざわざ指摘するほどのことでもない。
 「それで、あゆみちゃんがどうしたって?」
 話を戻してやると、某友人は半分ほどグラスに残ったビールを一気に飲み干し、
 「出て行っちゃってさぁ~・・・」
 めちゃくちゃ情けない声で言った。
 「はぁ~・・・」
 溜息がにんにく臭かった。
 というか。
 悪い予感が見事に的中してしまった。
 いや、まだ別れたと決まったわけではないのか。
 まあ、やばそうな状態であることには変わりはないが。
 「・・・いや、ちょっと待てよ」
 そうだ。つながらないことが、ひとつある。
 「ええっと、あゆみちゃんが出て言っちゃったんだよな?」
 だらーっと、あからさまに某友人はテーブルに突っ伏した。
 「ゆうなよ~、事実を認識していても、
 自分以外の口から聞くと、それはそれで衝撃を受けるんだよ~」
 「いや、原因については、まあ、いまは置いておくとして、
 なんでそれとプロポーズが関係あるんだ?」
 それとも、ただの反射的なボケだったのか?

 謎と某友人の自己嫌悪は深まるばかり!
 書くのがしんどくなってきたので、続く!
 
 いや、続けるつもりはなかったんですよ。
 というか、いつもなんですけれど、
 書く前は、いつも一回で終わらせるつもりなんですよ。
 でも、書き始めると、いつのまにか想定外の表現をしているというか、
 基本的に、思い出したことは全て書いていくので、
 ああ、こんなことがあった、そういえばあんなことも・・・・・・、みたいな感じで。
 結果的に長文化してしまうんですね。
 なんつーか、無駄に量が長くて内容が薄っぺらいので、
 ほんと短くしていきたいです。
 アウトプットが下手なのですね。
 文章弱者。

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男性
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1986/12/14
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宮崎在住の22歳。
趣味は曲学阿世。
座右の銘は酔生夢死。
最近、
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優しくなりたい。
ドムドムハンバーガーが大好き。
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